2024年2月20日火曜日

2024年Weekend Gymが始まります!

 2023年が混乱の中でやっと終わったと思ったら、いつの間にか、2024年が始まっていました。しかも、その第一日目に能登半島地震が起こりました。

毎年、この時期は、公務員の「論文試験」のための本を年度版で作っているのですが、書き終わってほぼ組版も終わったところで「災害対策を冒頭特集に出す、という大変更が、編集部から伝えられました。地震の被害をうけて、読者の関心も自治体の出題も「災害対策」に大きく変化するだろう、と思われたからです。

もちろん被害者のことを考えれば、こんな変更は大したことではありません。何日か朝から晩まで作業して、何とか間に合わせました。しかし、2024年が「大地震」で始まったということは何とも象徴的です。きっと、この一年は将来「大きな変換点になった」と振り返られる年になるのではないか、と思います。

さて、2月24日から、vocabowでは、恒例の講座 Weekend Gym を行います。これは、法科大学院とかMBAとかの専攻を問わず、様々な分野の話題を選んで、小論文を書く練習をしようというクラスです。

「書く力」がずっと大切だと言われ、様々な学校の試験に「小論文」が取り入れられたのにも関わらず、未だに高校・大学では論文の書き方」が正式な科目として取り入れられていません。そのせいもあって、20年以上vocabowでも頑張ってきたのに、今でも巷の教え方はバラバラで統一されていません。

とはいえ「小論文とはどういう科目なのか?」と生徒や学生に問いかけると「意見文です」という答えが返ってくる割合も多くなってきました。30年も前から「小論文は意見文である」と教えから始めていたので、我々の活動も世に影響を与えられたのでしょうか?

小論文に限らず、物事は地道な努力の積み重ねで少しずつ変わってきます。今年も、「小論文とは何か?」という基礎の確認から始まって、法科大学院やMBA、さらには他の専攻の大学院レベルにまで、参加者の力を急速に引き上げていこうと思います。

小論文は、最初の10回ほどの添削を受けることが何よりも重要です。その中で、論文の書き方」の骨格を身につければ、後は、自分の志望に合わせて、知識の引き出しを増やしていけば良いのです。その第一歩として、2024Weekend Gymが皆様のお役に立てば、嬉しいです。是非、ご一緒に頑張りましょう!