2023年6月6日火曜日

AO・推薦入試の支援コースを作りました

梅雨まっただ中という感じですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

このたび、ボカボではAO・推薦入試を支援するコースAO Gymを作りました。AO・推薦入試では、志望理由書を中心とした書類を提出しなければなりません。自分のやりたいこと、将来への希望などを書いて、大学での学びと結びつける内容を、明快な文章で表すことが求められます。

自分の希望を書けば良いのだから簡単だ、と思うかもしれませんが、他人に、自分の考えを説明する、という作業はなかなか大変です。

まず、自分が何を考えているのか、分からない。何か、考えていることがあっても、それを言葉で表現できない。さらに、書いてはみたものの、内容がどこかで見たような感じで、今一つ納得がいかない。学校の先生などに相談して、書き直している内に、ますます自分の言いたいことから離れてしまう感じがする……

ボカボでは、こういう悩みを持っている人と、お話をしつつ、本来やりたかったことを見つけ直してもらい、フリートークをしながら、そのイメージを深め、文章上のアドバイスをしつつ、その人の個性が表現された実現可能なプロジェクトに落とし込みます。

こういう作業を一人で行うのは簡単ではありません。ボカボでは、けっしてお仕着せのプランを押しつけたり、強引にパターン化したりしません。あくまでも、その人の持っている原イメージに近づけるべく、粘り強く支援します。逆に、文章表現は明快になるように、ボカボの小論文メソッドを応用します。

最初は、対面・ZOOMなどで顔を見ながら、いろいろな可能性を探っていきます。いわば、講師相手のブレイン・ストーミングですね。ある程度、イメージが固まったら、どんな形でも、ドラフトを書いてもらいます。

最初は、学校が要求する字数にならなくても結構です。文字や絵にする、というプロセスが大切なのです。それを見ながら、関連する話題を探って、さまざまな書籍や記事を読みつつ、もう少し長く書いてみます。こういう作業を繰り返しながら、徐々に形にして行きます。

今までの経験で、ドラフトの提出と添削、および、アドバイスと指導をワンセットとして、5回から10回程度はかかることが分かっています。期間は、だいたい一ヶ月半から二ヶ月でしょう。粘り強く、自分のやりたいことを追求していくと、だんだん明確な像を結ぶように言語化されるので、それだけで面接対策も半分済んだようなものです。

こんな風にAO・推薦入試の提出書類は、準備なしにできるものではないし、その間、最初のモチベーションを持ち続けるのも大変です。ボカボでは、ベテランのスタッフが、その気持ちをサポートして、クリアでエッジの効いた書類を完成できるように支援いたします。AO・推薦入試をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談下さい。

AO gymの頁には、各学部で学べる内容の概要と将来の職業イメージ、あるいは関連する書籍などの情報もあって、充実しています。学部・学科選択の際に参照して下さい。

注: 最初の頁の上のオレンジ色のバーに、メニューが表示されていますが、やや長めに押していただけば、目的の頁に行けるようになっています。